本来は男性側の地域の結納をご用意したものですが……
ここまで見てきて、結納品の種類の多さと様々な形式があることに戸惑った人はいませんか?
結納は彼女の地域に合わせるのか?それとも彼側の地域の結納でよいのか……?
ここでは、そんな問題を解決していきましょう。
インターネットの無い時代は、結納が地域によって違うことすら知らない人がほとんど。
結納は男性側の地元で買って用意しました。
彼は関東、彼女は関西、彼女が戴いた結納は小さな飾りの関東式。お姉さんや従姉妹の結納と比べると、とても貧弱で・・・・。彼女はとても寂しい気持ちに。
なんてこともよくあった話です。
結納は贈り物なので、相手側に喜んで頂くことが大切です。
それゆえ、近年では女性側の地域の結納を重んじて、その形にそろえて持ってゆかれる方が多くなってきています。
誠意や気持ちを形に現すのがこの結納になります。
お相手の地域性や、環境に気遣った結納選びをしてください。
地域による結納の違い
正式に? 簡単に? 記念品だけ?
正式な結納をする場合は、上の表にあてはまる地方の結納品を探しましょう。最近増えている「略式結納」の場合、略式用の品数の少ない結納品を選ぶ事になります。
こちらはあまり地方に左右されませんので、地方色をプラスするなら上の表にある地方ごとの特徴ある品をオプションを付けるなどしてグレードアップします。
結納式を執り行う会場の広さも考慮したほうが良いでしょう。
あまり広い会場で、とても小さな結納品というのは貧弱な感じを受けますし、マンションなどの狭いお部屋に大きな結納品では、ちぐはぐになる事も。
お部屋が小さい場合は、コンパクト結納を選ぶほうが良いでしょう。
指輪の交換を結納の形で、など記念品のみの結納を行う場合は「指輪メイン」の結納品を選びます。結納は婚約を形に表す為のものですから、せっかく婚約指輪を交換するのなら儀式の形で、と希望される方も多くいらっしゃいます。
指輪ではなく他の品物なのだけれど・・・という方にも、様々な記念品に合わせて結納品をアレンジできるので、一度ご相談してみて下さいね。
結納を行った後で、結納台が挙式時にはウエルカムボード、新居でのフォトフレームとして使用できる、実用的な結納セットもあります。結納は自分たちのスタイルですすめたいと思うお二人におススメのセットです。
結納Q&A
Q.相手側が関東で、こちらが関西です。どちらの方式ですればよいでしょうか?
A.本来は、男性側の地域に合った結納品を贈っておりました。
最近では、女性側の地域に合った結納品を購入することも可能になり、先方に合った品を持参される方も多くなっております。
結納は婚約に際しての贈り物でございますので、先方様に喜んでいただくという考えを念頭に置いてご検討下さい。
Q.結納金だけを渡したいと思います。相手に負担を感じさせず、しかも失礼のない渡し方はありませんか?
A.結納金だけを渡したいといっても、白い封筒にお金を入れてそのまま手渡すというわけにはいきませんよね。
出来れば熨斗、末広のついた略式セットをおすすめしたいところですが、結納金だけを包む失礼のないセットもございます。
ただし、いくら結納金だけといっても、手盆はNG。広蓋とまではいいませんが、黒塗盆か白木台に載せてお渡し下さい。